ドラマ『アンナチュラル』

夢ならばどれほどよかったでしょう

未だにあなたのことを夢にみる

忘れた物を取りに帰るように

古びた思い出のほこーりをーはらーぅ




ご清聴ありがとうございます。


さて、アンナチュラルです。

2018年、TBSで放送されていた日本のテレビドラマ。

主演は石原さとみ。

主題歌が米津玄師さんの「Lemon」。

法医解剖医が死因究明に奔走し、事件の謎や真実を暴く法医学ミステリーです。


放送時より時が経っていますが、私は今年初めて見ました。

たいへんおもしろかったです。


主題歌がさ、いいんですよね。

「Lemon」はずっと好きで聴いてた曲だったんですけど、なんならLemon聴きながらやるせない話考えると私の中のやるせないが盛り上がってめっちゃ捗る。


でも違ったわ、これは中堂系の曲だった。

中堂系が中堂系でまじ中堂系なんだわクソが!!!!!


でも絶対一緒に働きたくない人ですね。

「中堂さんって相当感じ悪いですよ」

って言われて驚いた顔をしたことに心底驚いたわ。クッッッッッソ感じ悪いですよ。

いい大人が「クソが」を口癖にすんならな、せめて感じ悪いことぐらい自覚しときなさいよ。

でもそういうとこに可愛げを見出せなくもないと思います。


クッソ感じ悪いのに、たまに見せる笑顔っぽい表情とか、助けるために必死になってくれるとことか、もうたまんないよね! わかる! すごく好き!


ただね、「不細工なツラしてる」ってミコトに言うとこには異議を唱えたい。

いいえ、ミコト(石原さとみ)はどんな表情でも超絶かわいいです。


不自然死究明研究所(UDIラボ)で働いてる登場人物みんな好きなんですけど、特に葬儀屋が違う意味で怪しすぎて気になる存在です。あ、ラボの人じゃなかったわ。


あとちょうど眼鏡替え時かな、って気がしてたので、次の眼鏡久部くんみたいなやつにしたいです。


あとあと、たまに孤独のグルメが垣間見えるという錯覚……。

私もかりんとう好きですが、まあいつもだと飽きちゃうよね、わかる。半分おせんべでお願いします。あとチョコも用意して欲しいです所長。明治のやつ。


ちなみにここまで約850文字なんですけど、ほぼ内容に触れてなくてうける。


えっと、基本はまあ毎回何らかの事件性を帯びた死体がラボに運び込まれて、解剖して、真相を探る、って感じ。おおよそのあらすじはそんなです。

解剖してその解剖から見えた明らかな結果のみを報告する……わけではなく、そこから一歩踏み込んだ真相を探るべく、事件現場を見に行ったり、関係者に話を聞きに行ったり、なんか色々調べたりします。


それ警察屋さんの仕事ってわけじゃないのか……などと実情をよく知らない私は思ったりもしつつ、でもその「踏み込んで調べる」の部分がこのドラマの面白いところ。


綺麗に点と点が繋がって、「あああ……」っていう真相が明らかになり「あああ……」ってなります。


全体通して、わりと優しい真相が多いドラマかな、という印象。

胸糞悪いことはあまりなかった気がします。あまり。


まあ人は死んでるし十分残酷なんですけど。

なんかこう、どうしようもない人の闇の部分とか後ろ暗いものとかアングラな世界とか、っていうよりは、人が人を思ってのやるせなさみたいなものが全面に出ているかな、と。


まあやるせないけどね。ちょうやるせない。

まじで「ゆめなーらばどーれほどよーかったでーしょおー」ってラストで米津が歌い出すたびに「ほんとにな!」って思ってました。


とても面白いドラマでした。

天丼食べながらみんなに見て欲しいな!

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