〈予約済み〉潜泳竜ガルテア(エリア不定ボス)

出現場所:不定(水中か地中ならどこでも。ただし、エリア5は「寒すぎるから」、エリア6は「なんか気持ち悪いから」という理由であまり好まない)

  強さ:★4


潜泳竜せんえいりゅうガルテア



〈概要〉


 黄土色の体表をした竜。翼を持たないことと、首元にあるエリマキトカゲのような8枚の掘削殻くっさくかくが特徴(掘削時は正面から見ると八角形状を呈する)。

 全高5m、全長120m、全幅5m。性別はめす


 視力はやや劣るが(見えはする)、聴力や触覚、振動探知能力に優れている。


 常時、竜形態をしている。人間形態時の姿は、瓶底びんぞこメガネをかけ、フード付きの服を着ている(フードは常時被っている)、猫背の女性。意外とグラマラスな体付きだが、猫背になっているので気づきにくい。


 普段は臆病であり、戦いを好まない性格。なので彼女もエッツェルや彼の陣営から逃げおおせている。土中・水中を潜航する竜の種類が限られているのも、この助けになっている。ただし、追い詰めすぎると……。

 ……また、「ニッポン」が大好き。なので「ニッポン」関係者がいれば、途端に友好的になる。


 なお行動形態上、“深棲竜ネメシス”とは友人に近い知り合いである。

 彼女の歌(超の付く音痴)を平然と聴ける。さすがに距離が近すぎるとダメージを受けるが……。



〈セリフ候補〉


「はっ、はわぁ~っ!?」

「た、戦うのは好きじゃありませ~んっ!」

「ニッポン!? 今“ニッポン”と言いましたか!? 私も大好きです、ニッポン! 確か“オタク”という“サムライ”が何人もいるのだとか!」

「首都の象徴である高さ634mメートルの天守閣、一度訪れてみたいものです! 古式ゆかしい作り方でありながら、あそこまでの高さを出せるとは!」

「………………(激怒時)」

「メ、メガネメガネ」


---


☆特殊能力


掘削殻くっさくかく

 人間で言う首元あたりにある、エリマキトカゲを彷彿ほうふつとさせる装甲板。表面はかなりの硬度と頑強さを誇り(艦砲射撃でも副砲程度なら弾く)、ドリルやシールドマシンの役割を果たす。

 堅牢な表面と、柔軟な内部(衝撃吸収)との二層構造を持つ。


掘削潜航:

 顔周辺の掘削殻くっさくかくを閉じ、回転しながら進むことで自身をドリルと化したように進行する。

 地中移動時の基本能力。振動が発生するので探知はある程度容易と思われる。

 なお、本人の平衡感覚は化け物じみているため、いくら掘削しても酔わない。


耐圧ボディ:

 細長い(竜種基準)体は高い圧力であっても耐えることが出来る。

 そのため、深海の水圧ですらまるで問題にしない。また、短時間ならマグマ中であっても活動可。


突撃:

 地中を掘削する速度は、最高時速100kmを誇る。また、地上を蛇のように這う速度もかなりのもの。

 彼女の質量と掘削殻の硬度が合わされば、自身そのものを槍としても大抵のものを貫けるだろう。


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★メタ情報


 強さより性格に振ったスペック。仮にも★4なのは、ほぼ耐久力の高さの影響。

 探知能力はエコーや肌感覚頼り……その他設定あればお任せします。


 そして性格における最大の特徴が、「勘違いニッポン」。江戸城のような古式ゆかしい城郭が高さ634mあると思っている。逆に我々が見てみたいわそんな城。

 いちおう、「国旗は日の丸」「国歌は君が代」ということは知っているが、首都は尋ねるごとにバラバラ。「東京(我々における正しい回答)」、「京都(まだ分かる)」、「多賀城(!?)」「大阪(まだ分かる)」……何でもあり。


 ちなみに有原陣営における「ニッポン」関係者と言えば、「灰坂桐夜」「包國寧愛」「墨崎智香」は分かりやすい。

 変則的なパターンで言えば、ゼルシオス君(ゼルシオス・アルヴァリア)。彼は今でこそヴェルセア王国国民(というか貴族)なのだが、彼の前世は日本人であり、しかもゼルシオス・アルヴァリアとして生まれてなおその時の記憶を有しているため、彼も「ニッポン」関係者なのだ。


 ちなみに「ニッポン」を知っているのは、リア様の世界に転移してきた日本人たちの影響。

 誤解しているのは、教わった内容を直接確かめる手段が無いゆえ。なので誰か日本に連れていってあげてください……w

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