幕間 1st
第1-3章のストーリーの要約 ~ 読めば最新話に追いつけます ~
第三章まではストーリーの5%くらい、次の第四章と共に紹介の章です。次いで芸能界に入ると、テンションは徐々に上がります。
最初に『私は一番の女優になります!』宣言や、主人公が大事件に巻き込まれるような設定は読者の目を引いて王道ですが、この小説の課題が違います。それにセンシティブな話なので、直接言えませんし、丁寧にちゃんとアプローチするためにこの設計のストーリーになりました。始めに読者の誰か気づいていたらとても勘がいいと思います。
それにもしこの小説は最初から『私は一番の女優になります!』宣言が出て、そしてイケメン俳優といる時週刊誌に撮られてわいわいとしたストーリーになると先に想像できたら、ある意味それはもう作る必要がないストーリーだろう。
*一番下に、『ストーリーのガイド』があります。
――――――――――――――――――――
要約
Story Summary
(要約が不要な方は飛ばして本編へ)
両親の離婚で、父とデンマークで生活していた『松島彰』は、日本の生まれでも外国人だと言えて、父の死が原因で彼は強制的に帰国することになった。
日本に不満な過去がありそうな父親は、日本語で彰と会話する代わりに英語で話していて母語になった。しかし彰が小学五年生の時、父は謎の交通事故で死んで以来、彼は日本の学校に進学するため、日本にいる母の助けで日本語の勉強を始めた。父の日本への態度のせいで、彰は日本に対して違和感があった。特に彼は日本人の大体は母のように冷たい人だと想像していた。
ところが父の恋人『ヘリーンさん』の息子で、彰の弟のような存在の『スヴェン』は、日本のアニメにハマっており、良い機会だと日本への帰国に賛成だ。同級生の女の子『リッケ』もだんだんと日本のことを好きになっていることから、彰は自分がどんな態度でいれば良いかわからない。
彰は小学校を卒業すると母と一緒に帰国した。その時まで他の外国人みたいに彼は日本のことをいっぱい聞いていたが、島根の実家に帰る間、彼は説明できない、違った『自然』の存在を感じた。
――『……そして私たちはバスに乗ると母は券の裏に『緑』と『縁』の漢字を書いていた。私も書いてみながら縁ってなにとまた聞いた。「……運命ですか?」
「運命かな、似てるね。でも縁と言ったら、人と人のこととか、例えば、男性と女性が出会うことは縁があるという表現も使うし。偶然に見えても、実は意味がある……」』
(第一章 4 話『地元の又渡』より)
彰は、日本の中学二年生に編入できるまで、田舎の地元を自転車に乗って遊んでいて、彼に対して『緑』と『縁』は別のことではないかもしれない。山を下りながら導かれるように風に押されて進むと、彼は道端に置かれた自転車に気づいた。それをきっかけに彼は森へと踏み出した。
虫と他の動物の暗示に従ったように、恐る恐る歩きながら森の中で彼は意識不明の少女を発見した。珍しい野草の花々の上で寝ていた彼女は、その後学生手帳で『浅井美月』という名前と分かった。偶然に彼女の持参した『ミカンの香水』を撒くと、その香りで美月の意識が戻ったようだ。事件ではなく、彼女は自分でここまで入ったらしく、暗くなっているので彰は外に一緒に出ようとしたが彼女は頑固に断った。強制的にお姫様抱っこをしたが、それを振り払った彼女についていくと、小さな川の前で彼女は言った。
――『「やめよう」
「……なに?」
「私は意味があるふりをしてるって」』
(第二章 5 話『森の少女』より)
そして美月は号泣して、あまり原因を説明しなかったので家族や友達と問題があるかもしれないとしか彰は想像できなかった。
彰の祖母は『ラッキーランスロット』という小さなレストランを経営しており、昼のだれも家にいない間彼はよく自転車に乗ってこの店に行き、そこの二階で日本語を勉強するか、彼は英語の本を読んで過ごした。ある日、彼は母からの電話を下にいる祖母に渡す時、祖母の知り合いの『中川さん』と会った。六十代の彼は、工場の作業服姿で、親し気な態度を見せていた。彼と一緒に座る目が大きい可愛い女の子は、その後、彼の孫で名前は『紗季』と言い、同年代で優等生だとわかる。
彰の母について、中川さんは彼女は東京の大学に行って以来性格が変わり、内向的になって、東京のせいだと批判した。そう話しながら英語が得意な紗季は、彰が持っている本は英語じゃないかと聞くと、簡単に読めることに感動していた。このきっかけで二人は連絡先を交換して、お互いに言葉を教え合うために頻繁に会った。
場所は『ラッキーランスロット』で、祖母には恥ずかしいと感じていた彰だが、他に場所がないので仕方ないと割り切りそうした日々を続けた。二人は友人以上恋人未満といった関係だが、彰は連絡先を知らない美月のことをまだ忘れられなかった。彼は紗季に美月のことを聞くと、美月が家に帰っていないことを知り、またそれが原因で森に入るような危ないことをするかもしれないと心配されているという話を聞く。彰は探しに行き、自然に囲まれた鉄道沿いで美月を発見した。
彼女は趣味のドライフラワーを作るためにこの周りで花を探しており、ただの携帯の見忘れだった。勘違いした彰は、電車が来たため、彼女が歩いて行った鉄道の方向に追いかけて彼女をハグしたのだった。
そしてハグされると、美月は言った。
――『「……彰くん」
「ねえ、ハグしてもいい?」
「え?」』
美月が分からないままに、彰は彼女をまだハグしたままに。そして……
『季節が終わると、もう彼女は戻らないんじゃないか。』
(第二章 8 話『月と再会』より)
彰がそう思うのは、初めて彼女と会った時、その花壇が珍しく、彼女は他の人と若干『違う』と感じたためだ。それは彼女が自然や花のようで、見られるのはその季節の一瞬だけ、これは人との繋がりと変わらないなら、『緑』は『縁』と言えるだろう。
美月を発見したことを感謝され、母と彰は美月の家に招待さる。彰の父は博士で、日本のテレビにもコメンテーターとして出演したほどの有名人だったことが美月の母親との話でわかる。そこから彰と美月は連絡を取るようになり、美月は暗い性格に見えたが、だんだんと彰に心を開き明るくなってゆく、しかも少し天然だ。
もう紗季のことは全く忘れたように、彰はどきどきしながら美月にメッセージを送ったり、たまに電話もした。彼は彼女の家に遊びに行って、周りでピックニックして、それはデートだと言える。美月も彰のことに気に入ったらしい。
ある日スヴェンとデンマークの友達に送るクリスマスのポストカードを探しに出雲に行った時、美月は入院したと母からの電話で知ると彼は急いで市内の病院に向かった。そこで患者の美月と会った。先に彼女のお母さんから知らされたのは美月は体が弱く、いつも『失神』して倒れる傾向があって、それは学校のいじめが原因かもしれないということだった。
病院で彰はミカンの香りがまたするのに気が付いた。その後わかるのはミカンだけではなく、嗅いだら気持ちが落ち着き失神を防げるのはいろんな植物があって、彼女は多くのアロマを持っている。念のために彰はそれを持つと、美月の誘いで彼女の健康のために一緒に神社を参拝した。その中には謎の『明神社』という小さい、『名も無き神様』の神社があった。説明板に『初めの明かり、大自然の声、見捨てない人たちの心にまだ聞こえている。歳月で流されないため創造しておいた』という文章が書かれていたので、忘れられるほど古い、『始めの明かり』は日本の『始めの神様』の神社かと思われる。
神社巡りする間に美月の瞳を見ると彰は彼女は一般の人らしくない感じを強く感じる。
何を祈ればいいかわからない間に、美月は彰におすすめした。
――『「うーん、彰くんなら、いろんなかわいい子と出会うのとか?」
「どいうこと?」
「わからない……紗季ちゃんもかわいいね、あとはだんだんかわいい子が来るかもしれない」
「そんなこと神様に祈るの!」』
迷信深いが、神様がこの祈りを聞くらしい。そして彰は美月に対する珍しい感じは、彼女は何らかの『神様』ではないかと思う。
――『また美月は振り向いてただ普通に微笑んだが、なぜか彼女の目を見ると妙にこれは神社じゃなくて、どこかの森のなかにいるようだった。晴れていたのに、密な木陰のなかは暗くて、この緑の暗がりからは……抜けられないみたいだった。
風か、神社の木々のさらさらとした音が聞こえた。
まだ空は青だ……』
(第三章 15 話 『名も無き神様の神社』より)
だが美月はまた入院した。落ち込んだ彼女はもう行きたくないと言いながら、彰は彼の『将来を見る』才能を明かした。曖昧だけど、子供の頃から彼は普通の人より人の見た目などで彼らの性格を理解でき、それで将来を憶測できるのだ。彼は美月の将来は絶対女優みたいに有名な人になると言ったが、それは彼がただ応援したいだけかわからない。心理学者の彰の母も美月のことを大切にすると促した。
紗季とほかの同級生も美月のお見舞いに来る。美月の気分がよくなってくると、ある日の豪雨のあと、病院の周りに野草と花が説明できないほど茂っていた。
――『病院の裏に行ってみると、そこも少しの木と芝生だったところは珍しい緑で荒く茂っていた。だがここで働く人と患者か、数人がそこで感嘆して立っているわけは紫、白、青の鮮やかな色かもしれない。
花だ、いっぱいの花。
ノギク、カンアヤメもその花のなかにあった。なぜここに。私は今なにをしているのか、その花を見れば見るほど確かじゃなくなった。
美月が……?』
(第三章 16 話 『白い花が咲く』より)
森の中で初めて会った花々みたいに、これは美月と直接に関わるのかと彰は思う。
読書のガイド
Reader’s Guide
美月が神様ということを、信じますか?
彼女本人もあまり信じていないので、読者の方も早々に判断しない方が良いかもしれません。
しかし、もし彼女が神様だと言ったら、多くの力を使った楽しいエピソードにならず、体調が悪く、いじめられて、意味のない日々を過ごす……これはどんな神様なのでしょう?
弱くなった理由があるとすれば、彼女は『始めの神様』だからかもしれません。相応しい日本のシンボルの『日』ではなく、『月』の名前を持つのは偶然でしょうか?
他の神なら厳かな神社に祀られ礼拝されますが、道端の誰の目にも止まらない野草みたいな『神様』の美月は、彰のように誰かが拾わなければ、季節が終わるともう出会えません。
なぜ美月がここにいるのか、事情がわからないまま、将来の機会を得て芸能界の強い明かりに魅かれていきます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます