第10話 PUSSY CATS
第3章 プシケを巡ってひと悶着
NASAが注目する天体「プシケ」
金属で出来ていることから調査する意味があると躍起になっているみたいだ。
浮時化……フジカと書いて「≒フシケ」と読む
海が時化るの「時化」だ。だからフシケか。
武士家……ブシケと書いて「=ブシケ」と読む
発音は最も近いが、そんな地名が存在する?
プシケ自体の大きさは関東地方に収まる程の規模だったので
地域の芸術家に、採掘した金属のオブジェを建立して貰おうと
NASAが2026年を目途に本格化させる宇宙計画を
胸をときめかせながら待ちわびている。
スマートフォンはレアメタルを含有するので高価だと言われるが
プシケの金属がその上のレアリティを行く
スペシャル・レアメタルだったり
アルティメット・レアメタルだったり、はたまた
レジェンダリー・レアメタルだったらどうしよう!
きっと外装も、この世のものとは思えない位、美しいんだろうな。
国営放送ではプシケの時価総額を3,000京ドルと紹介したが
リアルに「0」を書き加えたら
30,000,000,000,000,000,000ドル
「1/234/567/890/123/456/789」
と言う表記になる。多分、これで合っていると言い切りたい。
一・十・百・千・万・億・兆・京……
京は十の16乗つまり「0」が16個並ぶ。
加えてプシケの時価総額には3,000と言う余分が付加されるので
16+3=19個の0000000000000000000が並ぶ。
プシケの浪漫を天文学的数値で迫った訳だが、調査や探索が本格化する
2026年はSFとも呼べない近未来。
わずか4年後なのか、未だ4年も猶予があるのか
どちらにせよ2026年なんて通過点の一部だ。
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