まきもの と なきもの のはざまで……
プルコギとプリケツのはざまで
揺れる僕の想いはいずこへ
17歳の秋は ひとりぼっちだった
19歳の春も ひとりぼっちだった
誰からも了解を得られずに
オポッサムの大脱走劇に沸き出す 東北の地で
棒立ちのまま 鼻毛を剃り続ける僕の姿があった
あの時 君の一人称は わたくしめ だった
おごれる者も久しからず
3年目のうたい文句は「おととい来やがりましょう」
月給30万のつわものどもが 堂々とささくれ立ったとしても
ヒゲ王国の地盤沈下は止められない
雪の降った朝は
隣りのマッチョなボンボンも どこか涼しげだった
変えられない常識と 変態ドクトリンのはざまで
君は訳もなく泣いていたっけ
奴隷商人は甘い物好きだって
高木三十郎医師は 熱弁をふるっていたさ
ソフトボール部の元主将に尋ねてみなさいな
森のくまさんは 僕の大事な妹をなきものにした
絶対ゆるさないって誓った
ボウリング場での邂逅が 唯一の仇討ちのチャンスだった
王子様みたいなひとは どうしてもハズせない
ン千万円積まれても こいつぁ売れないよって言ってた
ワルはたとえリクルートスーツ着てても ワルなのさ
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