あいしています(2002)

白いベンチのある丘で

 あじさいが 咲く頃になったら


 あの場所へ行こう


 濡れた草むら 腰かけて


 温かい雨浴びよう 二人で


 何も悲しい事なんてない


 やさしい空が 僕ら慰めてくれる


 傷付いた身体も 心の苦しみも


 洗い流して そして拭って




 でも きっと僕の胸の苦しみは


 あの花も 星も 時も


 癒す事はできない


 君以外には……




 この雨が上がって 晴れたら


 虹を見に行こう


 水たまりなんか 跳び越えて


 砂利道を駆け上ろう 一緒に


 白いベンチのある丘から


 見渡せる街 僕らが育った街


 泣いた事もあった だけどいい思い出


 明日の朝には 君は旅立つ




 でも ずっと僕の胸の奥では


 あの街も 虹も 君も


 確かに息づいてる


 もう二度と会う事はできないけど




 「       」




  *  *  *




この詩を歌詞とした自作曲はこちら


白いベンチのある丘で

https://www.youtube.com/watch?v=az-DzJtqsIM

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