君の存在なしに永遠も絶対もあり得ない

 俺はもう駄目だ


 俺は頭がおかしくなってしまった


 それもこれも全部 君のせいだ


 君の可憐さが 俺の心を掻き乱すから




 いつからなのかも思い出せない


 止む事のない胸の痛み


 いつまで続くのかも分からない


 和らぐ事のない胸の疼き


 もし俺が狂った果てに 人ではなくなったとしても


 君への想いは 決してなくなりはしないだろう




 しかし この想いの何と強い事か


 むしろ 俺自身の存在よりも


 君に対する想いの方が強いぐらいだ


 俺は俺の愛が憎い


 何故君を傷付ける事なしに 君を愛する事が出来ないのだろう


 何故君を汚す事なしに 君を愛する事が出来ないのだろう




 分かち難き愛と罪とを切り離せ


 分かち難き霊と肉とを


 理性と野性とを


 光と影とを切り離せ




 君が欲しい


 君という存在が 俺という存在と同一となり


 俺の存在と 君へ対する想いとを 消し去ってしまうぐらいに


 生命が薄過ぎる


 生命が


 生命が薄過ぎるんだ

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