いつかその頬を伝う宝石は

 大は小を兼ねるとは言うけれど


 僕はそんなに大きな心の持ち主ではないから




 代用の利くものなんて


 本当のところ 凄く少ない


 僕は君の望みに応えてあげたいけれど


 駄目なんだね ほかの誰かでは


 でも それは叶わぬ望みだから


 君の悲しみは終わらない




 流す涙すら知らない君を見ていると


 同情より深い


 愛しささえ抱いてしまう

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