予期せぬ追憶
下らない問題で悩むくせに
重要な選択では 何ら迷いがない
昔っからそんな奴だったよ
あいつを例えて言うなら
フェイントをかける指揮者
意地悪なタクトさばきが 奏者を惑わすこと惑わすこと
俺達は いつも振り回されてた
あいつは 自分に責任がある事を 楽しんでるフシがある
困りものの変わり者
でも そんなあいつの生き方に 憧れる奴もいた
俺は そいつらを横目に見ながら
馴れ馴れしく寄って来るあいつを 遠ざけるのが常だった
俺はあいつが嫌いなんだと ずっと思ってたけど
今考えると わからない
もう長い事会っていないが あいつはどうしているだろう
道化師になるとかいう夢は 果たしたんだろうか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます