ガラス

おはようの世界は

歪んでいる


ある日、

美しい夜空をみた

山からの景色だったから

街でみるより美しく感じたのかもしれない


ある日、

にじんだ夜空をみた

その時、悟ったのだ


嗚呼、もうあの時の夜空をみることはない


その日から

私のみる世界は

真実の世界ではなくなった


いくらレンズをかけようと

真実の姿をみることはなく

多分、一生そうだろう


私の生きる世界は

歪んでいる

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