私が生きるということ
晴野雛菊
夜と
星は夜の友達
月は夜の友達
新月の日はきまってケンカした日
流星群の日はきまって仲直りした日
雲は夜とライバル
昼は夜の戦友
雲は月と星をさらうから
昼はいつもそばにいる
いちじかん、いちにち、いちねん、いっせいき、いつまでも、いっしょにいる
星は夜にお化粧する
月は夜に宝石を飾る
夜が明け昼が来てもいつまでも空にいる
太陽がきて輝きを失っても空にいる
雲は夜にくらい闇を与える
昼は夜にまぶしい光を与える
雲はお化粧と宝石を盗んでしまうから
昼は夜と一緒にいれないから
いちじかん、いちねん、いちねん、いっせいき、いつまでたっても、あえない
星と月と雲と昼と夜と時間と
すべて空の友達
空にみんな住んでいるから
星と月と雲と昼と夜と時間と
すべて地球の友達
生まれたときから離れないから
星と月と雲と昼と夜と時間と
みんな、みんな、だれのもの
星と月と雲と昼と夜と時間と
みんな、みんな、みんなのもの
みんな、みんな、だれのものでもないもの
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