第147話 「あなたの世界に私はいない」
今もあなたの心は、南の島にいるのでしょう。
人生で一番輝いていたあの場所。
恋をして、家族を忘れたあの頃。
そうそこに、私はいない。
そして今、車いすに座るあなたは、目の前にいる私を通り越して過去の思い出に浸かっている。私を見て欲しいとは思わないけれど、過去に縋りつくあなたを私は複雑な思いで見ている。
あなたはきっと今も、彼女を求めている。
叶わぬ恋とわかっていながら……
月猫散文ノート☆彡
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます