第51話 「買い物」

食器が並ぶ展示場。

お客は、私一人。

スタッフは4人ぐらい。


綺麗な作品が並べられた場所で、にこやかに話すご婦人二人。

一人が帰ると、残ったご婦人が吐き捨てた。

「——馬鹿にしやがって」


……えっ?

和やかだった場の空気が、一瞬で凍る。


可愛い作品を購入したけれど

なんだかモヤモヤする買い物になってしまった。


食器を作る講習会に行こうとしたけれど、やめておこう。



月猫散文ノート☆彡







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