第47話 「袋」

子どもたちに作った袋物が

まだ少し残っている。


意外と丈夫で

捨てるには勿体なく

使うには恥ずかしい。


人にあげるには

年季が入り過ぎている。


思い出と愛情が染みこんだ袋。


くたびれたって愛おしいもの。


人間も年老いて

いつかは、くたびれる。


それでも

愛おしいって思ってもらえたら幸せだね。



月猫散文ノート☆彡


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