第42話 「忘却」

自分の家を忘れていた夫。

そうか。

いろいろと忘れてしまったんだね。


すこしだけ

少しだけ

あなたが羨ましいと思ったよ。


私も、何もかも忘れてしまいたい。

そう思うことがあるんだ。


でもね、悲しみも怒りも喜びも

全て内包して生きて行こうと思う。


月猫散文ノート☆彡

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