第37話 「天気雨」

雨雲のない空から雨が降る。

まるで、狐に化かされたようだ。

先人は、この雨を「狐の嫁入り」と呼んだ。


雨雲のない空から雨が降る。

まるで、天が泣いているようだ。

先人は、この雨を「天泣てんきゅう」と呼んだ。


同じ雨(天気雨)なのに、いろんな呼び方がある。

今度、天気雨に遭遇したら、私はどっちで呼ぶだろう。


自分の感性で雨の呼び方を変えられるって、素敵だと思う。




月猫散文ノート☆彡







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