四日目
目が覚める。体を起こす気力がない。昨日と同じ二階建ての家。昨日と同じ街並み。隣の家にいるのも昨日と同じ女の子。なんだかつまらない。何もしたくない。
もっと色んな風景が見たい。もっと別な人と話がしたい。今の体にも飽きてきた。
こんな町から飛び出したい。こんな体から飛び出したい。
僕は家を出ると、無我夢中で駆けだした。走り続けて、へとへとになって、どれくらい進んだかなと辺りを見回したら、大して景色は変わっていなかった。
僕は落胆した。とぼとぼと元の場所に歩き始めた。
やっぱり駄目だ。こんなに重たい体を引きずっていてはどこへもいけない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます