一日目
目が覚める。鏡を見る。僕は十五歳くらいの少年だ。二階建ての家に一人でいた。
昨日は何故倒れてしまったのだろう? あの器は病気だったのだろうか。
外に出ると、石造りの住宅が並んでいた。なんとなく辺りの人に話しかけてみる。
彼らは口を揃えて同じことを言った。昨日のお昼ごろに気が遠くなって倒れてしまったという。
不思議だった。もっと沢山の人に尋ねてみた。皆が僕と同じ経験をしていた。
それから、もう一つ不思議なことがあった。
今日は出会った人のほとんどが見た目通りの自己紹介をした。魂の年齢と性別が見かけと変わらなかった。
僕の器は毎日荷運びをしていたようなので、僕は家を作る為の石材を運んだ。
隣の家に住んでいた女の子と仲良くなった。子作りをした。
僕達はベッドの上で「さようなら」と言い合って眠りについた。
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