第17話 天神さん達。
日没直後の藍の時間が粛粛と西方山頂の間に見えるエルブルス忍び寄ってきた。
この谷合の東方にはプロメーテウスが伝承上「繋げられるならあの山らしい山に」と願ったカズベクがそびえ立っている。この山の美しさは恐怖心が起きる直前で止めた斜面の角度にある。
濁流暴れるU字谷底から急な紺色の壁面に冷たい風が吹いている山頂近くはターコイズブルー色。
その山越から三角錐形態の白雲塊が現れ降りてきた。
中央には巨体半醒半睡眼の阿弥陀如来(Amitābha)が堂と立ち、二十五菩薩(bodhisattva)を従えている。
白雲の先端から二本でなく多数のチベットホルン
が突き出ている。菩薩達はティンパニ 、バスドラム
笙、Tibetan dragon horn、その他色々な楽器を携えている。
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