第38話電話

海岸沿いでさっちゃんが


「腹ペコ。」


と言ったのでコンビニに寄った。


そこで、友達君から電話が入った。


「どこにいるの?」


「それは答えられない。」


「てかさ、マー君、俺さ拳銃向けられてるんだけど‥‥。」


「それは意味のない行為だと思うよ。」


「だよね。」


電話を切った。


「誰から電話ですか?」


「友達君からどこにいるの?って聞かれた。」


ふーんとみっちゃんは興味なさげに苦笑いをした。


「鮭と昆布どっちが好きですか?」


「鮭!」


海を見ながら2人はおにぎりを食べた。


「ユーちゃんに連絡しといた方が良いですよ。」


「そっか、そっか。」


【あ、マー君だけどさ、あ、だよね。迷惑かけてごめんね。】


マー君は、ため息をついてスマホをしまった。


「どうでした?」


「拳銃向けられてるんだけど全然怖くないから大丈夫だって。」


ふーんとさっちゃんは最後の1口を口に入れた。


「そろそろ行こうか?」


「はい。」


とマー君とみっちゃんはエンジンをかけて走り出した。

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