第30話刑事魂

警察学校での話し。


みっちゃんは、主席で入学して主席で卒業した。  


東大でも主席で入学、卒業した。


それなのに、交番勤務でマー君とバディを組んでいる。


マー君は、切れ長な目をしてて優男にしか見えなかった。


「あーあ、海に行きたい。」


「行けるじゃないですか?海でパチンコ。」


「そういう海は嫌だ!」


良くこんなんで交番刑事と揶揄されているが本人は全く動じない。


「マー君は、何で刑事してるんですか?」


「公務員だから。」


どこぞのボンボンが言いそうな言葉である。


そんな暑い時期に冷たく残虐な死体が見つかった。


氷の中に生きたままボックスにいれられている警察官の死体が見つかった。


「生きたクリスタル。」

とマー君は呟いた。


失礼だが、本当に綺麗な死体だった。


「マー君久しぶり!」


「おお、友達君!」


この2人は、わたしが配属前にバディを組んでいた。


「参ったな、この東大卒のお坊ちゃん毎日、空き時間にはゲームやってるような奴で。」


「もしかして友達君が教育係?」


「うん‥。」さすがにこりゃ左遷ものだし困ったよと友達君は笑いながら言った。


「事件解決するしか無いよね。」


その1週間後、みっちゃんと友達君が消えた。







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