ギャップは女の子の調味料
浜松駅前は土曜日ということもあって買い物をする人やどこかへ向かう人、大道芸を見る人など多くの人で賑わっていた。
「えっと、君が美帆ちゃん?」
「は、はいえっとショータさんですか?」
「やっぱり写真通り可愛いし清楚な感じだね笑そんなに固くならなくていいし俺のことはショーって軽い感じで呼んでくれればいいからさ。」
ショーさんは金髪にピアスととてもチャラついた感じだ。ヤリチンってこういうイメージある。
「じゃあ俺の車まで行こっか。」
「は、はいわかりました。しょ、ショーさん。」
「やっぱり緊張してるね。俺が初めて?」
「いや、2回目です。」
「そっかそっか。でもまだまだ初心者さんだ。」
ショーさんはとても慣れている感じだ。私はただショーさんの後をついていく。
「よし、じゃあ車の中でお金先に渡しとくね。」
駅から徒歩5分程のコインパーキングに着くと、少し大きめの車の中で約束の3万5000円を貰う。
「じゃあとりあえず車出すね。」
「ありがとうございます。」
浜松駅駅より北の方向へと車は走り出す。車内は少しタバコ臭くよく分からない洋楽が流れている。
「ショーさんはなんの仕事してるんですか?」
「ん?まぁ建設とかそこら辺かな。」
こんな感じの軽い話をしていないと移動時間は正直退屈で仕方がない。
でも、そうしたらあの快感…お、お金が手に入る。
1時間もしただろうか車は浜北区の山道を走っていた。
「こんなところにホテルなんてあるんですか?」
「よし、到着。」
そこは人気のない山の中の公園の駐車場だった。
「ちょ、ここホテルじゃなくて駐車場じゃないですか。」
「大丈夫大丈夫、ここ全然人来ないしカーテンも閉めるから。」
そう言ってショーさんはカーテンを閉め、後ろの椅子を倒して少し広い空間を作る。
「こ、こんなとこでするなんて。」
バレたらどうするんだろう。でも、ちょっとしてみたい。
「ほら、早くやろ。」
私はショーさんに押し倒されて服の上から胸をいじられる。
「気持ち。」
「真面目そうな見た目なのに本当にギャップがすごいね。すごいエロい。」
胸をいじる手が早くなる。私の胸はショーさんの好きなように形を変える。さっきまでタバコ臭いと感じていた空間だったが彼の近くはとてもいい匂いがする。
「ンッいい匂い…気持ちぃ」
「いい匂いでしょこの香水高かったんだよ。」
いい匂いと快感に夢中になっている間にショーさんは私の服を少しずつ脱がせていく。
「体、綺麗じゃないから恥ずかしい。」
下着姿にやってしまった私は手で体を隠そうとする。
「すっごい可愛いよ隠さないでよ。」
そんな私をショーさんは強引に手をどけ下着の中に指を入れてくる。
「すっごい濡れてる。やっぱりギャップやばいね。」
さらに興奮したのか、ショーさんの指を動かす速度が早くなる。指が気持ちいいところに当たる度に声が出る。もう止められない。
「俺のも気持ちよくさせてよ。」
そう言いながらショーさんはズボンを下げるとそこにはおっきくなったショーさんのあれがあった。
「ンッあぁ2回目とは思えないくらい上手いね。」
私はショーさんのあれをしゃぶる。唾液を多く出しながら絡めるように舌を使いながらしゃぶる。たまに勢いよくしゃぶるとビクンッとショーさんの体が反応する。
「もう俺我慢できないから入れよ。」
ショーさんは私をまた押し倒すと置いてあったコンドームをつけて挿入する。
0.03mmはやっぱり薄い、直でショーさんの体温を感じる。
「ンッアァこんなの初めて。」
ショーさんとの行為は前回の人とは比べものにならなかった。大きさテクニック共にレベルが高い。私の体は気持ちよさを感じる度にしなる。
「やっぱり美帆ちゃんは可愛いね。好きになっちゃいそうだよ。」
気持ちよさで私の頭は壊れてしまいそうだ。もう好きになってくれても構わないとまで思えてしまう。入れたまま汗ばんだショーさんの体を抱き寄せる。
「気持ちよすぎてもうイきそう。」
香水と汗とタバコの匂いが混ざりあって変な匂いがする。そんな匂いすらも気持ちよさと背徳感へと変わっていく。
「あぁ、出すよ。」
ショーさんと一緒に私もイッてしまう。飛ばした意識は少しして戻ってくる。ショーさんの右手には精子が入ったコンドーム。
「ねぇ、美帆ちゃんもう1回戦やろうよ。」
「じゃあプラス1万円です。」
「しっかりしてるね。」
私は1万円を受け取り、また犯された。
全ての行為が終わる頃には昼時を少しすぎてしまっていた。時間感覚などとうの昔に忘れていた。
「またしようよ。お金は払うからさ。」
正直ショーさんなら固定客として定期的にお金を貰えばいいとさえ思えた。
「まぁお金をくれれば私は全然。」
「またしたいよ美帆ちゃんと。」
私はそれくらい話をしたところで意識が落ちる。2回もセックスをしたことは初めてだ。体力もすごく使うし疲れてしまう。
「おーい、美帆ちゃん着いたよ。」
ショーさんの声で私は再び意識を取り戻す。どうやら浜松駅まで戻ってきたらしい。
「今日はありがとうございます。」
「いいのいいの、じゃあまたね。」
ショーさん、とてもいい人だった。
北側ロータリーで下ろして貰い歩き出そうと前をむく。
そこには見知った人物が驚いた顔で私を見ていた。
「またあなたですか。落合さん。」
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