第8話体育館

広い体育館。

寺前と宮部は体育館を捜索した。宮部は頭に包帯を巻いている。

野球部員のバット攻撃で受けたキズは鎮痛剤を飲んでもまだ、ズキズキと痛む。


更衣室や倉庫は生徒が隠れていそうだ。


「寺前先生。あぶり出しましょう」

「どうやって?」

「催涙弾ですよ!」


そう、宮部は言うと体育館に催涙弾を数発打ち込み出入口の1ヵ所だけ広げて、2人はライフルを構えた。


数名、ゲホゲホむせながら出てきた。


パララララララッ


2人は出てきた生徒をマシンガンで撃った。

生徒は無様なダンスを踊り倒れた。そこに、2人の生徒が液体の入った瓶を投げて来た。

宮部は炎に包まれた。

寺前は慌てて、消火器で火を消した。

宮部は、何とか軽い火傷で済んだが、2人の男子生徒を捕え、頭からガソリンを被せた。


宮部は、タバコに火をつけ久しぶりの喫煙を満喫しながら、2人の生徒に火をつけた。


「ウワァー」


と、2人の生徒は火だるまになり死んだ。

宮部は消火器の粉まみれの服をスーツから、部活用のジャージに着替えた。


「宮部先生、大丈夫ですか?」

「寺前先生ありがとう。軽い火傷だけで済みましたよ。あと、7人で終了ですね」

「はい」

「頑張りましょう。そうだ、校舎に火をつけましょう。火事になっても、国が建て替えてくれますから」

「その方が、早くカタがつきそうですね」


2人は手分けして、校舎に火を放った。

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