第七話 AS《アタッカースキル》
「お姉ちゃん見て! ロールスキル売ってるよ」
商店通りをヒイロお姉ちゃんと歩く。
「スキル屋さんかぁ。ランくん、何かほしいスキルあるの? 私買ってあげるよ」
「いい、自分で買うよ。それよりも、僕たち
各武器種ごとの初期ASは、アタッカーでなくてもスキル屋で購入することができる。
スキル屋は基本的には、自分のロールでは習得できない他ロールの初級スキルを購入することが主な利用方法になる。
「うーん。私は〈リフレクション〉があるからいいかなぁ」
「ダメ。カウンター技は相手の攻撃に依存しちゃうから汎用的じゃないよ。僕とヒイロお姉ちゃんの武器だと、同じ初級ASの〈ソード・アタック〉を習得できるよ。もしかして、僕と同じスキルはヤなの……?」
ちょっとあざとく、背の高いお姉ちゃんを見上げてみる。
効果あるかな。
「〈ソード・アタック〉ふたつください!」
ちょろいよ……。
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ラン US〈相手の攻撃スキルの命中率が少し減少〉
SS〈?〉……?
AS〈ソード・アタック〉……低威力技。
ヒイロ US〈相手と対峙した時、防御力がほんの少し上昇〉
TS〈リフレクション〉……ジャストタイミングで使用することで、近接攻撃を無効にし、二倍の威力にして相手に返す。
AS〈ソード・アタック〉……低威力技。
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