無音の瞑想

 一人の葛藤。

 何もない環境で作業するのは久しぶりだ


 一人暮らしで無音でいられたのは最初の三か月くらいだった。


 何にもなくて怒鳴られなくて安心の空間だったのに、

 いつの間には不安で怖い空間になってしまっていた。

 いつも不安で一人でいることがたまらなく不安だった。


 自分の内面をじっくりと観察をしてみると思っていた以上に

 心が安らかになっていくことがわかる。


 許せないと思っていたことが非常に恋しくなったり

 寂しいと思えたりすることは進歩なのだと感じた。

 一人が不安だからといって悲しいということもない。


 分かったことは安心ではあるけれど

 自分の見たくないものの見えてきてしまった。


 自分は自堕落で掃除が嫌いで自分に甘くて怖がり。

 やっと人間らしさが出てくるようになったのだと実感する。


 自分の心が無意識を押し殺しているのだとわかって困惑している。

 きっと私は人としての成長が他人に比べて遅いのだ。

 外見でみれば大人でも中身は5歳児。


 名髪が子供であってもこれから進歩が出来る。

 何にもとらわれない私。進化できる。

 もっと高みへ。


 頑張ろう。これから努力できる。

 自分の力量に合った努力を。

 あたらしいじぶんへ。

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