少なくとも私が子供であった時のこと

母親と父親がいるわけだが

父親とは折り合いが悪く、母親とは仲が良いというか関わりやすいのである。


交友関係が狭く、楽しいと思うこともかなり狭い範囲でのことであり、かつ、私自身が親にドンと信頼されるような振る舞いをなしていなかったがために親には一日一日の出来事を事細かに話していた。


そんなある日の出来事であるが、私にお付き合いをする女性ができた時のことであるが、今よりも遥かに子供であった私は親にお付き合いしてくれる女性ができたと話をして、


「それ言う必要あったか。普通は隠しとくものなんじゃないか」


と言われたわけである。

この言い様が正解であるかは各々の家庭やそれぞれの意思によるところではあるが

幼き私はなにか納得することができなかったらしく、一時期に反抗期のようになっていたのである。




普通、普通、普通


一般的とは難しいものである。

私はいまだにそれら一般的を探し求めて歩いている。




一般的にはとか、普通はとか、そんなものどうでもいいだろうと投げ捨てることも必要だと言われればもう





私は幼き頃より陰ってしまったのだろう。感情を爆発させずに混乱の渦に飲み込まれたままだ。どこにも行けないでいる。どこに行ったらいいのかわからないでいる。

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