ありそうでないもの

物語には様々な表現方法がある。


なんて格好つけてみたけど、ぶっちゃけ感情の表現って難しい。感情もだし、雰囲気とか風景とか、心理描写等々……


みんなどうやって書いているんだろうね。


ホント、文章書ける人たちって凄いよ。えっ、オレも書いているけど何となく考えなしにダラダラ書いているだけだから、あとで自分の文章を読み直して、「へぇ、ワリとうまく書けているじゃんコイツ」と上から目線でのたまったりしている。


その中でいつも思うのだが「ありそうでないもの」によく出会う。


例えば「ええい、儘(まま)よ!」(意味:なるようになれ)は、機動戦士ガンダム以外でこのセリフを聞いたことがない。多分オレの人生で言うことはないであろうセリフの一つだ。


「謀ったなシャア!」これもまたガンダム。ガルマ・ザビの有名なセリフ。かなり前だが「計ったなシャア」という商品名のガウ攻撃空母型メジャーを見たことがあった。欲っすぃぃ!と思ったが、あれってどこに売ってんだろ……


他にも「ハンカチを噛みしめて悔しがる」とか。


連日のように札事件に遭遇しながら、精神を病むことなく平然と日常生活を営む探偵事務所関係者の方々。


子供が事件現場に来ても何も思わない警察。挙句の果てに小学生に調査依頼をしてみたり事件解決に協力させてみたり。


あと、変身するまで律義に待っている悪の組織とか。正義の戦隊さん達も前もって先制攻撃とかしちゃダメなんだろうか……ヤラれる前に殺る的な感じで。


まあ、「それを言っちゃあ、お終いよ!」ってのはあるね。文章的に面白くないし。そもそも物語が進まない。


お約束は大事だ。お約束を守れない物語もあるにはあるが、それはそれで面白いからいいじゃないか。


悲しいけど、これ小説なのよね!

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