異世界モノと言えば……
なろう系だのなんだのと言われる前から転移系、転生系の物語はあった。今ほどにあふれかえるほどではなかったが、一定の地位を確立するほどにはあったと思う。
個人的な意見だが、オレは小野不由美先生の「十二国記シリーズ」が大好きだ。
決して主人公の陽子(※ストーリーによって主人公は異なるが、この中では一応の主人公)は普通の女子高生、それが麒麟によって【王】に選定されるところから物語は始まる。詳細は省くがオレはこの物語が好きだ。特に「図南のん」は本がボロボロになるまで読みつくした。物語には圧倒的な強さの強者もいなければ長けた能力もいない。スキルもなければステータスもない。それでも圧倒的なスケールで紡がれる物語。
小野不由美先生の作品だからと思って読んだ「魔性の子」が実は「十二国記」のストーリーに連なったものだと知った時の衝撃は今でも忘れられない。読んだ時、マジで鳥肌立った!
そんな衝撃を受ける小説に最近出会わなくなった。
じゃあ、お前書けんのかよ?
ふふふ。書けるわけねーだろ!底辺作家舐めんな!
最近は【徐々に紡がれる物語】が少ない。既にチートでいきなり最強で、とにかく早く【結果】を求める傾向がある。それは世間一般の流れがスピーディーになりすぎたからだろうか。
そんなに急がんでもええやん。
のんびり行こうぜ!
◆ ◆ ◆ ◆
【異世界転移】
個人的に異世界転生よりも異世界転移の方が言葉的に好きだ。
異世界転生は冒頭に死んでからのスタート=人生のやり直しという図式が一般的だ。色々あるだろうが、やっぱり元の世界に戻りたい! というのもありなのでは?
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