軽蔑

「僕は転生するのが夢なんだ。その世界で僕は強いし、今の僕みたいにどうしようもないやつなんかじゃない。今の世界はクソだ。女の子にモテやしないし、何かされても言い返すこともできない。転生したら僕は才能を開花させるし、容姿だって良くなるし、さも当たり前のように幸せに過ごすんだ」

「それが僕の夢なんだ。それはそうと道化師さん、何か面白い話をしてよ」









「なるほど。お客様。貴方様は私の言葉で笑えぬでしょう。どうぞお帰りくださいませ。その世界とやらに。私はこの世界で生きるものだけを笑わせる道化にございます」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る