第33話 無知の知

「無知の知はどこか一種の至高の境地のように思われますが、はたしてどうでしょうか」

「試しに自分の知っている物事を箇条書きにしてみましょう」

「ノートが何ページ埋まりますかね?」

「私は二ページすら埋まる気がしませんね」

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