第5話 私は無職
あんたが服が高いなんて言うから、ほんとにも―あんたは!
え、どうかいたしましたか?
服だ、服、服!
今度は服を買えって!
どういう意味ですか?
私また何か言った、しちゃったんですか?
私が着ている服がみすぼらしいから買って着ろっていう事ですか?
うーん、よくわかりません。
お前服が高いって誰かに言ったろ、誰か作っちゃったぞ服屋。
そりゃ誰かは服屋を作るでしょう。あれ?え?
そうだ、わかったか。もうお前いやだ!
もうお前いやだ?な、なんですかね何かありましたか?
私が言ったことが現実になる、そんなことはないと思いますよ?
うん。ないない!
お前自覚無いの?自覚無いのお前!
無職で申し訳ありません。
出来ればわたくし働きたいとは思っておりますが、どうにも働けないんですの。
うん。もういいや。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます