第6話 食パンを投げる



 食パンをなげる


 カビ生えてた


 食パンを投げる


 ジャムのった後


 髪の毛にガムがついた


 うわー最悪


 厄日かも


 食パンおいしい


 トーストしたい


 こんがりやって口にくわえて


 学校のチャイムへ吸い込まれる


 猛ダッシュ


 猛ダッシュ


 バス見えてきた


 パスしちゃうか?


 もっと歩いて

 もっと走って


 そうだった教科書

 そうだった忘れんぼ


 家ってどっち


 もしかして

 もしかして食パンを置いてきた


 きつねが笑ってる


 都会に住み着いたきつねが笑ってる


 笑われちゃったから 何かあげよう


 何が良いの


 あぶらあげ?


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る