幼馴染の彼女をNTRされても僕は絶対許すマン、しかしもう一人の学園一の美少女である幼馴染が「それが許されるのはサバンナだけ、動物園では許されない」と恫喝する。僕は2人の幼馴染とそっと距離を取るが…?
鉄の馬が鳴いた気がした、今度はお前が駆け、そして選ぶ番だと
鉄の馬が鳴いた気がした、今度はお前が駆け、そして選ぶ番だと
「おい、タロァマン、大丈夫だ。オレもお前もお姉さんも…オレ、コピーライターになれるな…」
全身擦り傷で身体中痛いけど、意識はある。
鼓動が速い…でも身体は動く…助かった…あ…
「バイクは燃えちまったなぁ…でもオレのせいじゃないぞ?あの相手の車も廃車だ…万が一、危ないから出しといた」
例のストーカーが車外に引きずり出されていた。
ずっと乗ってきたバイク、何度も無茶な運転をして、色んな所に行った…
何度も悪夢で壊れたけど…今回は完全に燃えていた…正面じゃなくて横からだから…俺の身体が挟まらなかったから…サヴェージという…野生…獰猛の名を持つ鉄の馬は燃えていた。
サラは…俺のバイクが好きだった。
最初は話合わせてるだけかなと、乗ってみたいから騒いでるだけかなと思ってた。
だけど2人乗りする前からずっと…拭きながら話しかけてたんだよな。
ストーカーを見ながら思い出す。
「あの時はありがとね、サヴェージ君♥」
サラは心込めて拭いていた…時間があると話しかけながらデッサンしていた…タタロ君…恐竜を模したサラのキャラクター…俺とサヴェージが合わさった姿らしい…サラは…どんなモノにも話しかけていた。
人は怖いから…だけど例えば鉛筆は、自分の気持ちを伝えてくれる。乗り物は人を優しく運んでくれる。サヴェージは…新しい世界に連れて行ってくれると言っていた。
優しくしてくれるなら優しくしたい。例えそれが何であれ…
誰も知らない事がある…俺しか知らないサラがいる。
燃えているサヴェージが言った…様な気がする。
走れなくなるまで…燃え尽きるまで…誰もがあの娘を憎んでも…誰もがサラを許さずとも…俺は…
サヴェージは言った。
俺はあの娘を乗せて走るのが好きだった。
サヴェージは言った。
お前が… アクセルを回す《みちびいてやる》 んだ
聞こえた気がした…あの娘を助けてやれと。
サヴェージの最後の願いは…サラを…サラ…
「タツさんっ!助けて下さいっ!メグミを!シアを!…サラをっ!何でもやりますから!どんな事でもしますから!お願いしますっ!」
情けないというかも知れないけど…俺はもう絶対死なない!絶対許す!目的の為に人に頭を下げ請い願う!
「え?それ、まだやってたの?オレはてっきりもう終わったかと…馬鹿猫あたりがどうせ、あ、ヤベっ」
えぇ?と思った直後、タツさんの真後ろにヒロさんがいた。突然後ろから喋りかけてきた。
「耐えたか?頑張ったのか?」「え?」
「タツに頭を下げお願いする…それはどういう事か…」
「タツ…この少年…タロァは…堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、憤怒の心を呑み込み、周りから意味無いと言われても繰り返し、人を慈しみ優しき心と、ただ…ジッと赦し続けた少年が…いよいよ…とうとうタツに頭を下げた…俺達はそれに応えずして…親の世代…俺達を育ててくれた謂わば恩師に顔向け出来るのか…」
「いや、そんな大層な事してないだろうし、オレに頭を下げるって…博之さん、今凄い失礼な事を言って無いですか?まぁ良いや…コケシでも入れてまた暴れるん…はぉっ!?」
バババババババババババババババババババババ
「ただ暴れるだけでは済まさん!オゥフ!アイカを攫い海外でNTRを誘発しあらゆる弱者で弄ぶあの神を殺すより辛い目に合わせるのだ!永井のクソにアイカが攫われた時に『なに?アイカがさらわれただと?』とファイナルフ○イトの物真似をされた時に俺は神と永井に地獄を見せると決めた!イッ」
ババババババパバババババパババババババババババババババババババババババババババババババババハ
「あひ!♥アヒぃ!♥でゃったらにゃがいのおちゃんだけでいいらん!♥オリェのおしいりとにゃんのきゃんけいぎゃあ♥」
暗いし、詳しく説明出来ないが何か高速で叩く音が聞こえるしタツさんの腰辺りが痙攣?してる…ヒロさんがタツさんの後ろに立っていて、なにかしてるようだけどよく分からない…
「タツぅっ、アイツラに地獄を見せる!イくぞっ!ゥッ」
ビュービルョー〜…パンっ!
「にゃにそれ?♥あぉっ!?♥しかもぉコキェシュ入れたりょ!?♥」
最後にヒロさんが何か手に持ってお尻の辺りに振りかぶったが何をしたんだろう?…そして股間丸出しのヒロさんが前に来た…ホテルと、アリーナ…両方指差す。
「最後の選択だ…太郎君選べ…俺達は君の望む結果を呼び込まないかも知れない…しかし最速でアリーナで地獄を見せてからホテルで地獄を見せる。死んでもぶっ殺してやる、あの神は絶対にぶっ殺してやる、死んでも殺し続ける殺すより殺し続ける」
「オリェにシャイショクでホテルでジゴクを!?♥シュキダニャア、ビリょは…♥」
そして顔が急に真顔になったタツさんが突然、両腕で巻くようにヒロさんを抑えつけ普通に話し始めた。
「しかしヒロ…今、殺すって言ったな、それは駄目だぞ…昔から…昔からそうだ…オレやアイカ…ネト以外は…まぁネトには言ってたけど何でもすぐ殺す…オレはそれを駄目って言った。太郎も聞いておけ、自分の為に大切な人が誰か殺してみろ、それとも死んでみろ、最悪の気分だ、残された人間が一番辛い。死んだらそれまでだからな…だからオレは強くなった、心は弱いが身体は強い、グリーンジャイアントという巨人が確かそんな感じで…」
「タツ、話が脱線した。タツの言いたい事は分かったから静かに…とにかく太郎君は残念ながら…一つしか選べない。ホテルに行くか、アリーナに行くか、それともここで待つか…では…俺達は行く…タツ…行くぞ…後、離せ…」「イヤラっ!」
2人が歩いていく…歩きながら…タツさんはどんどん大きくなり手足が増え、筋肉が隆起していく…ヒロさんはタツさんの増えた足と手で抑えつけられ更に頭を合掌するように抑えつけられまるでカンガルーの子供みたいな状態で運ばれているが…それでも黒い稲光を出しながら赤黒くなり身体中から何か虹色の触手のような角が生えてきた…
「イクエ…これ戻してくれんのかな…子供になんて言おう…」
「ミャア、こにょじょうたいにゃら、NTRしゃれない♥んじゃタロァマン、またあとでぇ」
2人は…話しながら歩いていると思ったら…翔んで…消えた…
シアと会っていたアリーナを見た後、サラとメグミがいるホテルを見る…
俺は選ばなければいけない…俺が死ななかったから…誰かが不幸になんて事にはさせない…
※やっとルート分岐です、新作書いてる暇があるならやれというご意見はしかと心にとどめながらタツがコメ返ししながら皆様を愛します♥バッバッバっという音だけで注意されるなら最早、世も末ですな(笑)
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