第6話 キューピッド

車で実家に帰宅するとお風呂の大きな鏡の前に立つ

そして服をめくってみる。


ああ、ヤバい

私の身体マジでヤバい、何このギスギス

死んじゃうところだったじゃない。食べよう。


これからは自分の為に生きるんだ。

もう元カレなんてどうでもいい、私地獄を見ちゃった。


どうしようマッチングアプリなんてやっていていいかな

悪魔の紹介で出会うのは嫌なんだけど

でもこれやらないと、なんか私もう結婚できない気がする。


神様の紹介、神様の紹介ってことにして

いや、キューピッド、クピッドどっちでもいいけど

恋愛を司るのはそっちよね。


だからー、きっと大丈夫って思いたーい。

だって私、この実家に来てからスマホ依存症になってしまったみたいで

これ手放すのが怖い。

それに何か変になってしまったんだけど

人間嫌いの私が誰かとチャットしていないと落ち着かない。

なんだろうこれ、なんだろう~

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