無に帰し、呪わば人の人
無知を呪わば全てを知り尽くし
全てを知り尽くして全てを得る
それは鬼になることなのか
いや、それも人
鬼の業にあらず
人の業
人の業は深いもの
されど、故に生きるが人というもの
人は鬼か 悪魔か
それとも神か
そのどれでもなくて
人は何処まで行っても人
人は人でしか有り得ない
人よ 人よ
人であれ
欲深きとも
慈悲深きとも
あるいは、全てを諦めても
世に蔓延るは
善か 悪か
希望か 絶望か
それを問うのも人故に
人故に
人を呪わば
人故に
人を求むば
人は人
何処まで行っても人は人
人故に
人を知り
人故に
人を諦め
鬼も悪魔も
神も天使も
ございません
人は人
人故に
全てを知り尽くし
人故に
全てを得ることを夢見る
人の
人
……
…………
人
ひと
全てを愛そう
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