第45話 振り分け

 さていよいよみんなに仕事を振り分けていこう。今、ここには数えてみると亜人系が42人と獣系が35人いる感じだった。亜人系には物の加工と建物の建設を、獣系には素材の調達と畑を耕す仕事を頼もうかなと思っているけど、それぞれの仕事にどれくらいの人が必要なのかな。

 とりあえずここは希望を聞いて決めようかな。候補として今あげた4個と戦闘要員もいくらか欲しいね。畑ができるまでの間の狩りをするのと非常時に最前線で活躍してもらうために鍛えてもらいたい。こうした仕事を提示して希望を聞いていこう。




<全員に希望を聞いて割り振りを決めたので発表していきます!といってももう分かれてもらっているから仕事の確認とリーダーの発表が主になるかな。

「「「うぉーーー」」」

 すごい盛り上がりだ。役割を持つとやる気上がるからね。何もないよりも。

<まずは、建築班。この仕事の人たちは素材班に建材がどれぐらいいるのかを伝えて、その材料で建築してもらいます。そしてリーダーはフユです!

「…任せろ。」

<続いては加工班。この仕事の人は武器や料理道具などいろんなものを作ってみんなの生活を便利にしてもらいます。リーダーはアキです!

「任せてちょうだい。なんでも作ってみせるわ。」

<次に農業班。この班の仕事は畑を耕してみんなの食糧を安定させてもらいます。リーダーはナツです!

「任せて欲しいのぉ。やったことはないが成功させてみせるぞい。」

<そして、素材班。この班は色々必要になる素材を集めてストックを貯めていってもらいます。リーダーはゴブリン族のルーです。

「ありがたき幸せ。この命我が王のために。」

<そして最後に騎士班。しばらくは何もなかったら狩りをしながら訓練をしてもらって非常時に最前線を担ってもらいます。リーダーはハルです!

「任せてくれ。みんなを守ってみせるぜ。」

<以上をもって発表会を終わります。みんな頼りにしてるよ。

「「「うぉーーー。任せろ!」」」

 大盛況に終わってよかった。ほんとみんなには期待してるよ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る