第22話 進行

 作戦会議の日から3日経ち、僕らの軍は、かなり聖樹に近づいてきていた。


〈みんなー朝だよー。ドームの辺りの敵は倒したから、今日も聖樹の方に向かっていくよ!

「今日もありがとな。俺たちオオカミは今日で群れの仲間全員が進化して2段階目になったぞ。」

「私たち狐もね。」

「儂ら亀は、後一体だけを残すのみじゃ。」

「…俺ら木人は元々2段階目だったが全員が丁度折り返しに到達したぐらいだ。」

〈僕はドームの外の敵を魔法で倒すだけだけど、もう8レベルになったよ。本当にゴブリンは数が多いね。

「レベルアップってすごいもので、1日目と2日目の効率の違いはすごかったわよね。」

〈うん。2倍ぐらい進む距離違かったからね。もうかなり近くなったと思うけど、現場から見てどう?僕は、僕のところからしか見れないから。

「かなり近くなってきたな。かなりデカくて、今日には、目的地の少し高い丘に着けるぜ。」

〈あそこだと、周りもよく見えて、一気に狩れるからって昨日聖樹の周りを見てた時に見つけたんだけど。

「お主もよく考えるのー。坂道から魔法で作った岩を転がすなんて。」

「…容赦ない。」

〈容赦ないけど、時間かけすぎたら、聖樹の結界が無くなる可能性があるから、とりあえず、木の周りからゴブリンをいなくさせないと、いけないから。よし、今日も頑張ろう!

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