(312)タイムフライ

 光陰矢の如し。


 1日は矢が飛んでいくかの如くスピーディに過ぎてゆく。


 そういう意味のことわざだ。


 英語でも似た意味の諺があり「Time fly」と言うらしい。


 正に「時間が飛んでいく」的な意味なのだが、僕が昔通っていた高校の校舎の壁にそう書いていたのを今更思い出した訳で。


 ダラダラと怠けた日の後などに、仕事の締め切りが迫っているにも関わらず手付かずの仕事を見ると、このことわざが身に染みる訳で。


 そしてそれが、今現在の僕に当てはまっている訳で・・・


 僕も人間なので、忙しい仕事が続くと疲労も溜まるしお腹も空くし、眠くもなるし精神的に参ったりもする。


 気分転換に散歩をしたりドライブしたりはするものの、それはそれで体力を消耗し、気分はリフレッシュできても疲労が無くなる訳では無い。


 万全のコンディションになる為には、やはりそれなりの休息が必要になるという事を、ここ数年で痛感しているのも事実な訳で。


 となると、何とも「時間が不足している」と感じてしまうのが最近の僕な訳で。


 まあ、でも、魔法で何とかなるファンタジーな世界ならともかく、現実世界に生きる今の僕は、出来る事を精一杯やるしか無いのが現実な訳で・・・


 というか、コロナ禍の時にコンサルの仕事が無くなって苦しんだ事を思えば、仕事が溢れて苦しんでいる今の方が、幸せといえば幸せなんだよな。


 ドMな発送ではあるが、自営業を営む僕にとっては「仕事が無い」という恐怖よりも、「休む間が無い」という焦燥感の方が、「生きている」という実感が湧くのも事実な訳で。


 サラリーマン時代はあんなに待ち遠しかった「大型連休」を、自営業の今は「大型連休なんていらない!」と思っているという不思議。


 休みたいのに休みたくない。


 この矛盾した気持ちを抱えながら毎日を過ごす事に、ちょっとした快感を得てもいるのが困ったものだ。


 カクヨム作者の中にも自営業者は沢山いると思われるが、その方たちはどのように毎日を充実させているのだろうな。


 参考にしたいものだ。


 そんな事を思いながら、仕事に追われている今日の僕なのであります。

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