(31)方言?
人間誰しもに子供の時代があり、そこでは子供同士で遊んだり、様々な交流があった事だろう。
最近の子供達は、通信で繋がるポータブルゲーム機でRPGなどを通じて交流したりするのかも知れないが、僕が子供の頃は、直接会って、外で遊ぶ事が多かった。
天気が良ければ近所の空き地で泥んこになるまで遊び、天気が悪ければ誰かの家でカードゲームやファミコンなどを楽しんでいた訳だ。
で、幼少の頃の僕は大阪で育った訳だが、当時は当たり前の様に使っていた遊びの「呼び名」が、実は全国共通の名称では無かったという事に気付かされた。
それに気付いたのは、僕が東京に住む様になって、とある会社で行われた旅行に参加した時だった。
同じ部屋で泊まる事になった人と、その知り合いとでトランプゲームをする事になった訳だ。
そこで行われたのが「ダウト」というゲーム。
予め配られたカードを、参加者が「1」~「13」のカードを順番に場に出していかなければならないルールで、もし手持ちのカードに本来出さなければならないカードが無い場合は、別のカードをさも「出すべきカード」と思わせて出し、それが誰にもバレなければセーフで、誰かに嘘が見破られたら、場のカードが全部その者の手札になるというものだ。
で、手持ちのカードが全て無くなれば勝利な訳だが、実は大阪に住んでいた頃は、このゲームの事を「
いや、僕だけではない。大阪の子供達みんながそう呼んでいたのだ。
ゲームの内容からして「ダウト」が正解に決まっているにも関わらず、大阪人は「座布団」だと信じて疑わない。
こんな地域差は他にも沢山あった。例えばこんなだ。
「ダウト」=「ざぶとん」
「だるまさんが転んだ」=「坊さんが屁をこいた」
「じゃんけんぽん」=「いんじゃんほい」
この他にも地域による呼び名の違いが沢山あり、これが小説を書く時に困るのだ。
大阪から東京に来てその違いに気付いた僕は、実は子供の頃の遊びの名前を小説に出す事が恐くて仕方が無いのだ。
何故なら、その呼び名が「大阪ローカル」の可能性があり、東日本の読者には伝わらないかも知れないからだ。
これ、何か標準語としての呼び名のルールとか無いのだろうか。
できれば全国の皆様に理解される文章を書く為にも、こうした名称の地域差は埋めておきたいと思っているのだ。
という訳で、こんな地域による名称の違いについて、詳しい方がいらっしゃったらコメントを頂ければ幸いです。
僕はこれからも「標準語」をもっと知っていきたいと思います。
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