それは、りかの宿題。を完全版にした、姉妹作のウメチカとの輝けるコラボ作品。題して『それは、ちかの繰り広げられる大追跡。そして、りかの大きな宿題。』今明かされる舞台裏には、もう一つのドラマが存在したの。
Chase 12 Chika side すると、突然のコール。
Chase 12 Chika side すると、突然のコール。
――それはスマホから。鳴り響くは『カントリーロード』を、このお部屋いっぱいに。
満たされたところで、
僕は出る。お電話に。もう少し聞き惚れていたら切れそうだったから。コールが……
スマホからスマホ……
糸電話とは異なり、無線で繋がる。思えば不思議なもので……
序に記憶も蘇るの。幼少期に糸電話で遊んだこと。誰とだったかな……? 糸繋がりの記憶芽生えそうな時折、声が聞こえる。相手の声が。
――
「どうしたの?」と、僕は問う。それと同時に僕の表情を窺う
――代わる? と、僕は問う。アイコンタクトでまず。
顔を横に振る可奈。……ただ『色々と情報を聞き出して』と、野球でいうとサインのような合図。多分、
黄色のカラーリング。それが僕のお部屋だ。
梨花のお部屋は、プラモデルのコレクション。すべてがバンプラ。そして輝く唯一つの金のトロフィー。察しの通り去年の夏、第一回の『ウメチカ戦・プラモコンクール』で優勝した暁に勝ち取ったもの。自由の女神をモチーフとした勝利の女神が聳え立っている。
……そのお電話によって、そのお部屋を訪ねることになると予測する。
あとは、梨花が助けを求めるかどうかなの。
今はまだ僕のお部屋。梨花とは対照的に、ぬいぐるみのコレクション。すべてがエブリだ。ハヤオワールド広がる、時折ラパンも。……お話は少々変わるけど、梨花は無事に可奈曰くの『派手派手女』と、待ち合わせに成功したそうだ。でもね……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます