第57話 冒頭の一文や最初の段落は本当に大切。

前も書いたかもですが、大切なことなのでまた書いておきます。

他の作者様のエッセイでも書いてありました。


最初の一文、皆さん、大丈夫ですか?


ウェブ小説なので、最初の一文で読者さんを掴まないと、ブラバされてしまう可能性、大です!


おそらく読者さんは、タイトル→キャッチコピーと読み、興味を持ってあなたの小説をクリックしてくれたはず。

その流れで、冒頭の一文でガッチリ読者さんを掴むのが理想です。


もし最初の一文が難しくても、せめて最初の段落で、物語の世界に引き込むべく、作戦を練りましょう。


長々と情景描写や物語内の歴史的事情など書きたくなること、ありがちだと思うんですが。

すごくもったいないです。

少なくとも主人公の体の動きや、心の動きを入れましょう。


読者さんが物語に入り込んだところで、細かい部分を描写していくと効果的だと思います。

しばらく読んで感情移入してくれたら、長い描写も物語の一部として楽しんでくれる可能性が高くなるので。


そういうわけで、冒頭の一文は、何度練り直しても足りないくらいだと思います。

カクヨムコン開始後でも、いくらでも直してよいと思います。

あれこれ考えて練り練りするのが執筆の楽しさかなと、私は思っています。


ちなみに『ミュゲ書房』はこんな感じです。

自分でも気に入っています。


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 徹夜明けのその日、同じく朝まで残っていた後藤編集長が喫煙室に入っていくのを見ると、俺はデスクにしのばせていた退職願を手に後を追った。ドアを開けると、編集長はライターで火をつけようとしていた手を止め、煙草をくわえたままこちらをにらんだ。

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もちろん、力のある作者様や個性的な作品は、上記が当てはまらない可能性ありです。


ご参考まで、indi子さまはすごく個性的な方法です。すごい。

(コメントを受け付けていないところがまた、孤高な感じでかっこいいです。

ハートをつけて、さらにここでこっそり書いていて、ストーカーみたいです、私。)


『God Bless You -北海道中央医科大学法医学講座 解剖記録-』

作者 indi子

https://kakuyomu.jp/works/16817330649600139997


ちなみにこの作品、最初に区切りの良いところまで11話+次の物語開始の第一話が公開されています。

とてもよい方法だと思いました。最初の部分だけ一気読みして落ち着けますし、続きを読もうかどうか、決められますものね。読者さんに親切な方法だと思いました。


週末ですね。コンテスト参加の皆様、頑張ってください。

読みには行けないかも知れませんが、楽しいコンテストになるよう応援しています!


では、また~。

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