8 エピローグ
~数か月後~
「なぁ、あのゲーム買った?」
「買った、買った。まじおもろい。視点変えただけなのに系統全く違って俺はこっちのが好きだわ~」
「俺も買おっかな~」
「えっ、まだ買ってなかったの?あれはまじで買った方がいい」
偶然俺の隣を歩いてる、中学生ぐらいの少年二人が、新作の公式スピンオフゲームの話で盛り上がっていた。
俺が転生?した世界は、どうやらゲーム…それも、発売まで二週間を切った、試作品の最終段階中だったらしい。
ゲームに詳しくない俺は気づきもしなかったのだが…
そして、そのゲーム「clause charade」は、何故か大ヒット。
数か月後、つまり今では、公式スピンオフなるものが発売されていた。
スピンオフの主人公は、名前のない、ヤングケアラーの少女だ。
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