第15話 秘密の扉


夢の世界のお話は

まるで

映画のような物語

バックで流れる

柔らかで美しい旋律に

心地よく、癒される


懐かしい響きに

忘れていた記憶が

波のように押し寄せ

止めどなく、涙が溢れる


たとえ

欠片を繋ぎ合わせたとしても

何も見ることは出来ないの

誰も知ることは出来ないの

それを知っているのは

世界でたった2人だけ



秘密の扉の鍵は

渡せない

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