第24話その夜

「あの~一条さん....そろそろ帰った方がいいのではもう7時ですよ」


「大丈夫よ、帰るときはタクシーを呼ぶから」


「あのさ、そゆこと言ってるんじゃないんですよ....男はみんな狼なんですよ。もっと危機感もっと持ってください」


「あら、その考え方だとあなたも狼なのだけど。あなたは私を襲うの?」


「残念ながら僕にそこまでの度胸はありません」


「フフ...でしょうね」


な、なんか馬鹿にされたような気がする....ハァ~まあいっか....


「でもさすがにこんな時間までお邪魔しては悪いわね....そうだ、夕ご飯作ってあげるわ」


「.........」


え⁉夕ご飯を!一条さんが?


「作れるんですか?」


「何を言ってるの?それくらい簡単に決まってるわ」


そ、そうですよね.....楽しみに待ってよ~







♦♦♦

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