第15話 ソフィアの告白

エリーナがシャワーを浴び、夕食も終えて一息ついた時に、ソフィアから電話が掛かってきた。


“エリーナ、実はね。あのね・・・えっと、何て言うか。”

”ソフィア、一体なによ。何が言いたいのかしら?“


こう言う言い回しをする時のソフィアを、エリーナはよく知っている。間違いなく男が出来たのだ。


“あーっ、分かったOK言うよ。彼氏が出来たんだ。”

”分かってるわよ。何時もそうなんだから・・・。“


“それがね。エリーナも知ってる人なんだよなぁ。”

”えっ、誰?まさかうちの会社の人?“


“違う違う、そうじゃなくて。こないだ飲み会やったじゃない、そこで再会したうちの一人。”

”えーっ、誰?誰?あーもう、早く言って。“


“谷川君。”

”ホントに?それは、びっくりだわ。まさか谷川君なんて、学生時代はお調子者扱いだったじゃない。“

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