Rein Dolce【詩集】

成宮咲

何もかも捨てられたらいいのに、

生きている日々が嫌になった

小さな傷がどんどん増えてく　痛い　痛いよ

吐き出せない怒りも　悲しみも

笑顔の裏に仕舞い込んで　隠して　隠れてよ

もう涙すらでてこないなんて

一体感情を何回殺してしまったというの？

何もかも逃げ出せたらいいのに、

嫌なことばっかの日常に

さよならばいばいって　笑顔　笑顔

押し殺した声も　気持ちも

笑顔の裏に仕舞い込んで　まあ、いっかって笑って

もう笑うのも疲れてしまうよ

なんで私が我慢しなければいけないの？

察して、なんて都合のいいことは言わないけれど

私のこの黒い感情を　どうか　どうか

吐き出させる場所を頂戴

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