第16話恋の季節 ~利他的な遺伝子~

「 作詞作曲します。「恋の季節 ~利他的な遺伝子~」(´・ω・`) 」


「 僕の夢は好きな女の子に美味しい料理を振る舞ってあげることだった


その子が喜ぶ顔が見たい一心で


僕の夢は好きな女の子に素敵な洋服をデザインしてあげることだった


その子が喜ぶ顔が見たい一心で


優しい男はモテないよ

恋愛学者たちは言うけれど


ワガママ男がモテるのよ

恋愛学者たちは言うけれど


僕はいつだって好きな女の子に優しく尽くしてきた

そしてフラれ続けてきた


何も学習しちゃいない

いつだって利他的な遺伝子


優しいヘテロは損するよ

恋愛学者たちは言うけれど


暴力ヘテロが得するよ

恋愛学者たちは言うけれど


マーロン・ブランドを演じてみても何かしっくりこない

僕は僕にしかなれない


恋という名の病

道化師さ、利他的な遺伝子


僕の夢は好きな女の子をボーカルにして作詞作曲してあげることだった


その子が輝く瞬間を見たい一心で


僕の夢は好きな女の子をヒロインにしてドラマを描いてあげることだった


その子の人生の実存を見たい一心で


優しい男が好きです

美少女たちは言うけれど


ワガママ男は嫌いです

美少女たちは言うけれど


進化論的科学は残酷なくらい正確に真理を言い当てる

恋愛は不条理だ


いつもいつも損ばかり

少し憧れる利己的な遺伝子


好きになった人が好きな人

美少女たちは言うけれど


お金がすべてじゃない

美少女たちは言うけれど


誰がなんと言おうと、たとえ科学的に間違っていても

不公正な真似はしたくない


利口なヘテロにはなれないんだ

僕もキミも利他的な遺伝子

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

松戸愚連隊 ponzi @ponzi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ