第9話未来へ
「堀江さん、美夏ちゃん、伊東先生!これでもまだわたしを認めてくださいませんか」
「おーう、goki!」
「どうするよ、村田?」
堀江さん。
「美夏ちゃんはのー」
「美夏ちゃんはあるんじゃ。gokiくんはやっぱり天才だった。ただ裏切ったのがわたしの方だから。簡単には認められない複雑な感情があるんじゃ」
「女心のー」
美夏ちゃん。
「なんかワンパターンだな。お前他になんかねーの?」堀江さん。
「基本的には、作家、研究者、ミュージシャンとしての実存を目指します。その先のグランドナラティブはまたそれからの話」
「これでも社会に対して精一杯の礼儀は尽くしているつもりです。きちんと文学賞なりを取って段階を踏んで世の中に出て行くと」
「こだわり過ぎじゃねーの?誰もお前にそこまで求めてねーべ。俺だって文学賞なんか取れてねーし」
「堀江さんの出所当時の文学。「拝金」、「成金」読みました。実に面白かった」
「わたしの文学は伊東乾のテレパシーの影響を強く受けている。「LGBTの研究」なども、2016年のオバマ大統領の世界平和のとき世界中からテレパシーで情報が集まって分かったものですし」
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