手向けの花を、
君が言わなかった言葉は、どこへ行ったのだろう。
君の言えなかった言葉は、どこへ行くのだろう。
君の捨てた言葉は、どこに落ちているのだろう。
君すら知らないそれを私が知ることなど、
きっと一生ないのだろう。
あぁ、でも、それでも、
君の飲み込んだ言葉の墓場に、いつか、花を。
そう思うのは身勝手だろうか。
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