第218話 さあ次の町へ
2日でエトランゼ王国に戻ってきた俺は自分のステータスで【擬似幻影龍】の速度が上がる仕様に気がついた。
レベルが上がれば上がるほど【擬似幻影龍】の速度が上がる事に気がついたのはたった1日でルーリエッタに到着した時だ。
明らかに素早い移動にびっくりしたがそこで軽く休んでから更に全力で飛んでみるとたった1日でエトランゼに到着した時には感動した。
馬車だと6日かかる所をたった2日で到達したのだから当然だろう。
しかしもうエトランゼ王国の魔物ではレベルが上がりにくいので更に先の町へと向かおうとしていた。
「取り敢えずまた馬車を借りるか、俺たちじゃ道が分からないしな」
「どうせなら少しいい馬車を借ようよ和希、流石にまたあのボロ馬車に長時間乗るのはちょっと...」
「優樹がそう言うのは珍しいな。まあ良いだろう。無償で【回復薬】を提供したとはいえ余裕はたっぷりとあるんだ。まだまだ金はあるからな。移動の負担を減らすのも重要だろう」
そう言いながら俺は少し高い駿馬の馬車を選ぶ。
早くて良い馬車を選んだので前よりもゆとりのある馬車だったので乗り心地が非常に良い。
速いのに全く揺れないし外の景色が楽しめるように窓がカーテン式なのも評価点だ。
「ぐ〜...。久しぶりに昼寝でもしますかね〜」
皆はそこまで疲れていないだろうが俺は【擬似幻影龍】を全速力で走らせて疲れているのでしばらく昼寝でもしていようと思う。
「...ZZZ」
俺は馬車の中で平然と横になり皆の前で眠りにつくのでした。
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